東レリサーチセンター特別講座「電気化学の基礎~燃料電池を理解する」(9月7日)を開催します

これまでに標記の講座で何度か講師役を務めてきましたが、これまでの内容をさらに充実させるべく、特に非技術系の方達にも受講して頂けるような内容にリニューアルして、9月7日に開催します。

http://www.toray-research.co.jp/bunseki_seminar/2017/170907.html

これまでは午後からの開始でしたが、「電気化学の基礎の基礎」という内容を新たに盛り込み、午前からの開始としました。電気化学以前に化学の基礎もすっかり忘れてしまったなという方にも十分に理解していただけるような内容にしてみました。午前中の内容を理解していく事で、徐々に電気化学の世界に入っていけるように工夫しました。

2020年の東京オリンピックに向けて、水素・燃料電池関連の話題はどんどん増えてくると思います。それに合わせて技術開発も進み、東京オリンピックの年は水素社会実現への一つの大きな転換点になると思います。

これから水素・燃料電池業界に参入したいと思っているけど、そもそも燃料電池とは何なのかを知りたい方や、電気化学の基礎を今一度振り返って燃料電池の理解を深めたいという方はもちろん、もともと技術者ではないけれども燃料電池のことを勉強しないといけない立場にある方にもお勧めします。また、企業の新規事業として検討されている立場の方や、地方自治体として当該分野に関わっていくためにまずは燃料電池の概要を勉強したいという方にも受講をお勧めします。

私が大学院修士課程を終えた時の研究室主宰の魚崎浩平先生(北大名誉教授)から、私の事務所のHP経由で私宛に突然メールが届きました。東レリサーチセンターからのセミナー案内に私の名前があるのを目にして、ネット検索して私の事務所のHPを見つけたそうです。

魚崎先生は現在、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)のナノ材料科学環境拠点(GREEN) http://www.nims.go.jp/GREEN/index.html の拠点長をされています。この「GREEN」はNIMS内のエネルギー環境材料研究拠点 http://www.nims.go.jp/research/energy-environment/ の中の1グループになりますが、魚崎先生はここの拠点長でもあり、電極表面科学研究室 http://www.nims.go.jp/nanointerface/index.html にて今も精力的に燃料電池も含めた電極に関する研究をおこなっています。

魚崎先生からは「活躍されているようでなによりです」とメッセージを頂きましたが、その言葉に恥じないよう精進していきたいと思います。

このブログを読まれた方で、9月7日のセミナーに関心がある方は是非ご参加下さい。今回は都合がつかなくとも、また年末か年明け頃に開催するかと思います。関心のある方は次回の案内を差し上げますので、私宛にご連絡下さい。

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